商工会議所青年部 会長挨拶

スローガン「立志~伝統の再生と創造~」

 この度、令和五年度越谷商工会議所青年部第八代会長を拝命しました、流岳史です。私は越谷市商工会から越谷商工会議所に組織変更が行われた年に入会し、越谷商工会議所青年部として生まれ変わった会と共に青年部活動を歩んできました。この三年間、新型コロナウイルスの影響で様々な活動の制約が生じ、商工会時代から引き継いできた伝統を正確に引き継げず、空白の時間を取り戻すことが喫緊の課題となっております。私はこれまで青年部活動で培ってきた知識と経験を活かし、青年部への情熱を持って、会員の皆さんと伝統を再生し新たに創造していくことが、自分の第一の使命と受け止めております。商工会議所活動の一翼を担う団体としての自覚を持って令和五年度の活動を作っていきますので、地域を支える他団体の皆様にはご協力頂ければ幸いです。

 

さて新年度は、新型コロナウイルスの分類も季節性インフルエンザなどと同様の五類に移行し、アフターコロナ元年として制約のない活動が再開できることが期待されております。これまで中止を余儀なくされていたイベントの完全復活を楽しみに待つ声も聞かれ、開催に至れば多くの来場者で賑わうことは確実と思われます。そんな中、ここのところ様子を見ながら再開をされてきた事業の運営状況を見ると、数年のブランクに加えて、多くのベテラン会員の卒業が重なり、開催手順の引き継ぎが正確に行われておらず、混乱が多々見受けられます。また運営要員も不足気味になり、会としての組織力が低下したことが露呈しました。

その一方で昨年度から、日本商工会議所青年部(日本YEG)・関東ブロック商工会議所青年部連合会・埼玉県商工会議所青年部連合会(埼玉県連)に加入しました。このことにより、私たちが青年経済人として研鑽を積む場や機会が増えた一方で、より大きな組織を支える人材や、事業を行える組織力が必要になってきました。早速、令和14年度には埼玉県連の会長を越谷商工会議所青年部から輩出することが決まり、今、私たちには活動のやり方や在り方を大きく変えて、この1年で何を準備できるかを考え、実践していくことが求められています。

 

このような状況を鑑みて、スローガンの後半に「伝統の再生と創造」という言葉を選びました。私たちがコロナ禍で失われた3年間を取り戻すには、まずは会員を拡大して育成し、事業運営を安定して行える組織力を培うことが必要です。また、人と人が直接会うことが憚られて、オンラインによる会議や便利なアプリでの報連相が主流になったことで、会員相互のコミュニケーションが希薄になっていることも、事業推進力の低下を招いています。令和5年度は「リアル」で会うことを大切にし、関わり合いを大事にする活動をすることを土台として、OB・OGの先輩方が作り上げてきた伝統を引き継ぎつつ、越谷商工会議所青年部から越谷YEGへ生まれ変わる未来志向の一年にしていきます。

 

このように私たちを取り巻く状況は、大変難しい局面を迎えておりますが、会員一人一人が明確な目標を持ち、主体的に取り組んでいけば越谷商工会議所青年部は更に飛躍し、私たちも地域を支える青年経済人としての学びがあると信じています。越谷商工会議所青年部が生まれ変わるタイミングであるから、会員一人一人にこの会をどのように変えていくのか志を立てて実行して欲しい、そんな想いからスローガンに「立志」を選びました。1年後、やり切った充実感を会員の皆様と分かち合えれば幸いです。

 

このような基本方針のもと、越谷商工会議所青年部は地域の経済的発展を支え、新しい文化的創造に取り組み、豊かで住みよい郷土づくりに貢献していきます。青年部会員の皆様をはじめ、支えてくださるすべての皆様のご協力を宜しくお願い申し上げます。

青年部会長 流 岳史

組織図

※組織図については毎年5月の総会後に変更されます

規約

※規約についても毎年5月の総会後に変更されます